2010/5/27 木曜日

水まわりのバリアフリー トイレの手すり編~その1~

こんにちは、友井です。

バリアフリー改修が住宅エコポイントの対象になったことなどもあり、

これを機会に、バリアフリー化しようかなと考えている方も多いと思います。 

そこで、今回から数回にわたり、

バリアフリーの基礎知識についてお伝えしたいと思います。

(一部日経ホームビルダー2008.2より抜粋)

 

転倒などの事故が起きやすい水回りは、

安全への配慮が欠かせません。

しかしバリアフリー化の際に、

知識不足から間違いを犯している現場も多いです。

 

今回は、

トイレの手すり取り付けの注意点その1

をお伝えします。

 

安全にトイレを使うために、

手すりは有効な役割を果たします。

 

ただし、取り付け方を間違えてしまうと、

使いにくいばかりか、

狭い室内での動きの邪魔になってしまいます。

よくある間違いを3つ紹介します。

img-527175428-0001.jpg

まず一つは、L字型の手すりの向きです。

便器に座った人に対し、

下側の横バーが

縦ポールの向こう側に伸びるように

設置した例をしばしば見かけますが、

これは向きが逆です。

 

便器まわりの手すりは、

大きく2つの役割を持ちます。

人が立ち座りをするときの手がかりとなること、

便器に座っているときに体を安定させることです。

前者では、おもに縦ポールが機能し、

後者では、おもに横バーが使われます。

横バーは便器の横に設置しないと意味がありません。

手すりの意味を理解していれば、

このような間違いを犯さずに済みます。 

 

残り二つは、

次回のブログでお伝えいたします。

 

当社には、

福祉住環境コーディネーターの資格を持つスタッフも在籍しています。

何かお困りの際には、気軽にご相談くださいね。

.jpg友井tomoi@nojima-k.jp