2009/5/24 日曜日

完成見学会の別の見方

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 16:04:58

こんにちは。野島です。

展示場や完成見学会に来られるお客様に、一つ知っていただきたいことがあり、今回文章を書かせていただきました。

車と住宅の違いはなんでしょうか?どちらも高額商品ではありますが、大きな違いがあります。

車の場合展示場に行けば、大きさや色、形、装備などが一発でわかり、価格も判明します。

しかし、住宅はそのようなシステムが存在しないことが大きな特徴になります。大きさも色も形も装備も思い通りに変更できますし、価格も様々です。このような前提があると、完成見学会に足を運んだ時に「何を見たり聞いたりしていいかわからない」とお考えになると思います。

そこで私がお勧めする完成見学会の見方は、「信頼できる人がその見学会にいるかどうか」を考えてご覧になっていただきたいと思います。

完成見学会の見方、といいながらこのような答えで申し訳ありませんが、完成見学会にしても、展示場にしても、素晴らしい作りになっています。しかし、あなたのご希望に合った一棟を完成見学会で見せてくれることは、ほとんどありません。結局は自分たちの望む住宅を、「信頼できる人」と一緒になり作り上げていくわけです。

プランを作り上げる作業は、非常に根気が要ります。そんなときに一緒に考えている方が、親身なってくれなかったり、質問にいい加減に答えていたりしたらどうでしょうか。非常に不快な気分になりませんか。

そうならないように、しっかりと完成見学会で住宅の中身だけでなく、人も観察していただきたいと思います。

そして住宅のデザインも、価格も、人間も、お客様にとって最高の人になれるように、会社として努力をしていきたいと思います。

2009/2/3 火曜日

見た目の良いインテリアとは?

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 10:46:24

インテリアの勉強をしましたので、ブログに載せてみたいと思います。

みなさまの住宅作りの参考になれば幸いです。 

見た目の良いインテリアとは、そもそもどのようなものをいいますでしょうか?

自分の感覚では「ナチュラルモダン」と言われるくくりの、すっきりとしていて素材(木材など)のよさを感じられる住宅が好きです。もちろん他の「シンプルモダン」や「和モダン」と言われるものも、非常にセンスを感じて好きなものも多いです。

そして自分の感覚ではありますが、センスを感じる住宅には二つの種類があるのではないかと考えました。

それは「素材そのものの良さをフルに活用する場合」(床などにかなり良い木を使い、壁などは落ち着いた色使い)と「空間の中で映えるワンポイントの使い方」(床や壁に統一感を持たせて、CDラックなどを用いて空間を創る)ではないかと考えました。

それを踏まえて、住宅のインテリアに生かすにはどうするべきかを考えてみました。

「素材の良さをフルに活用する空間」の場合、素材そのものに特徴が少ないものであると、あまり空間を彩るまでにはいかないと感じました。(自分の感性が悪いだけかもしれませんが…。)

それと「空間の中にワンポイント」を作る場合ですと、「床・壁・天井」などの素材そのものが強調されすぎるとワンポイントの部分があまり目立たなくなります。つまり、壁などの素材は安価なもので統一感があるだけでよく、「ワンポイントの部分」にほんの少し力を入れると空間が生きるのではないかと思いました。

自分としては、どのようなインテリアも間違えではなく、とても素敵だと思います。しかし「ワンポイント」の使い方を上手に活用することができると、価格を抑えてなおかつきれいな空間を作れるのではないかと思いました。

最後までお付き合いしていただきありがとうございました。

2007/9/9 日曜日

完成見学会でしかみれないもの。

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 9:41:40

今回は少々真面目なブログの内容にします。

完成見学会とはお客様が存在していて、完成後見学会をご厚意で見せていただく見学会です。

この見学会の一番の特徴として、各社の得意な部分がよく見えてきます。たとえばデザインであったり、構造であったり、設計などが見えてきます。しかし注意していただきたい部分として、お客様が存在していますので、デザインや間取りは善し悪しが出ると思います。

また標準に使用している建材関係がよくわかります。お風呂やキッチンなどがどのようなものを使用しているか確認できることも、完成見学会の特徴になります。(当社の場合はあまり決まったメーカーさんが存在しませんので、あまり参考にはならないかもしれません)

それ以外にパソコンでは感じることのできない、空間の広がりや色遣いなども確認できます。

なるべく多くの見学会へ足を運んでいただく方が、何が自分たちの嗜好に合っているかを知ることができると思います。

2007/8/9 木曜日

自然材料と人工材料

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 11:52:59

住宅には様々な建材が使われます。かなり前の住宅では人工の材料は基本的にありませんでした。しかし最近の住宅では人工の材料を使わないことはほとんどなくなってきました。これはいったいどういうことでしょう。

自然の材料と人工の材料。簡単な違いは値段の違いでしょう。一般的に人工の材料は、住宅の表面に現れる(完成した住宅で見ることができる)部分に特化した材料になりますので、見えない部分は安い材料を使ってもかまわないわけです。ただ人工の材料は自然の材料と比較して、住宅の性能にはプラスになることが結構存在します。曲り・ねじれのような木材のクセを矯正することができ、同じような材料をそろえやすくなるなど利点が多いことが特徴です。

どうしても自然材料にかなわない部分が人工材料にはありますが、人工の材料もかなり進化しています。良い住宅を建てるには、一度自分たちが思っている常識にとらわれることなく、自分たちの望む家の性能に合わせた建材を選ぶことが大事なのではないでしょうか。

2007/7/27 金曜日

展示会の見どころ

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 10:01:02

今週臨時の展示会が開催されますので、展示場で何を見ると参考になるかポイントをお伝えしたいと思います。

まず一番わかりやすいのは、デザインですね。企業的な考え方でデザインを決めているところもあれば、建築士が毎回違う感じのデザインを決めたり、ずっとダサいだけの会社も存在します。最近ダサい感じの会社はなかなか見つけることは難しいですがね…。自分の好みにあったデザインは家を造る際には重要だと思います。でもデザインはどのメーカーでも真似ることはできますので、よほど奇抜なものを求めない限りは「このメーカーのデザインが好き」というくらいでもいいかもしれませんね。

また重要なのは間取りです。間取りはお客さんの希望も存在すると思いますが、自分が使いやすい間取りになっているか観察してください。基本的には奥さまが使いやすいものになっていることが重要になりますが、家族の輪を大事にできるかなども考慮してある間取りになっているとさらに良い間取りと言えるでしょう。しかし工法の違いで作れる空間の大小は存在しますが、これもデザインと同じで真似が出来ないことはないので「自分の使いやすい間取りを見つける」程度におさえていてもいいと思います。

ほかに性能と価格ですね。コストパフォーマンスも大事になりますので、これは色んなメーカーを見学してみるしかないかもしれません。といっても価格等はいろんな表記があるので、比較は簡単にはできないかもしれません。(できれば引き渡し価格での坪単価を聞くと比較しやすいと思います。まだほかに注意しなくてはいけないこともありますが、メルマガ等で配信したいと思います。)

こんなことを話しているとどこのメーカーでも良くなってしまいそうですが、営業マンだけはまねできません。これは半分運任せになってしまうので、神頼みしてから展示会に行ってみてください。きっといい人が見つかるでしょう。

結局はどのメーカーにもいい部分はありますので、良い部分と悪い部分をしっかり把握することで良い家が建つと思います。時間をかけることを恐れずに、地道にいい家探しをしてください。

 

2007/7/4 水曜日

各メーカーの一番の違いは?

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 9:55:32

いろんな会社の展示場に行くと、「このキッチンは…」「この暖房は…」などの設備品の話を営業マンはしてくれます。自分たちが欲しい設備品を知ることも住宅の大事な要素の一つだと私は思います。

しかし各メーカーさんでしか使えない、「キッチン」「暖房機器」などの設備品はほとんど存在しないのです。(実際は各メーカーで頻繁に取引をしている設備品は安くなるが、新居に取り付けできない設備品はまずありません。)では各メーカーさんを判断する材料として最も大事なことは何でしょうか?私は「工法」「提案力」「アフター」などに注目するべきだと思います。(自分の勝手な思いです。みなさんはまだ別の要素が重要なこともあると思いますが、今回はこのことについて述べてみたいと思います。)簡単に言えば他社ではマネのできないことで判断する方がいいということです。例えば「工法」は各社ほとんど違っており、基本的にはお客様によって変更することはありません。またお客様の希望をプロの「提案」で思い描いた以上の空間をプロデュースできるのです。「アフター」は建てた後のフォローもしっかりとこなすことで、大事な家を良い状態で保つことができるからです。

しかし望む工法を持つ工務店があったとしても、「提案力」があまり良くない場合があります。このような場合は、自分たちで望む家の感じを写真などでしっかりと工務店に伝えるなどで解決することもできます。また長い間その地域で住宅の仕事をしている会社は、基本的に地域に密着することで仕事を続けることがほとんどです。信用を守るためには真剣にお客様と向き合うことをしていると思いますので、少しでも住宅で気になることが起きたならば相談するとアフターは問題ないと思います。

「結局は住宅の性能に何を求めるか。」ということが、家作りでは最も大事なことになります。漠然と考えるのではなく、しっかりと自分たちの望む住宅の軸を作ると後々失敗する可能性は減ると思います。また自分の思う三つの大事な要素も良い会社選びの参考になれば幸いです。

2007/6/14 木曜日

なんで展示場は豪華なのでしょうか?

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 19:51:24

みなさんもこの様な考えを持たれたことはないでしょうか?とにかくどのような住宅展示場であっても、ほとんどの大手メーカーさんは大きな住宅展示場を持っていらっしゃいます。

しかし住宅展示場が大きいとどのような利点があるのでしょうか?「お金に不自由しない人が住宅を選びやすい」位しか私は理由が考えられません。やはり大事なことは、お客様が実際に購入できる家が展示場としてあるべきだと思います。

そうなると大事なのが臨時の住宅の展示会が大事になってきます。少し前に富山市の大きな臨時展示会に行かれた方の感想で、「展示場は立派だったけど、実際に住む家になると想像と違って…。」と言われていたのを聞いたことがあります。たまたまその家を見に行かれた方に合わなかっただけなのかもしれませんが、実際にこのようなこともあるということも事実です。

やはり家作りに失敗しないためには、「実際に建てた家」を中心に考えるべきなのではないかと私は思います。展示場と違い、お客さんからいただく予算以上の家は作れませんので、ここで各会社の地力が試されます。もし家づくりをお急ぎでない方は、時間を作っていただきお近くの臨時展示会に来場して将来の参考にしてみてはいかがでしょうか?

2007/5/28 月曜日

展示場に何を望んで来場しますか?

Filed under: 失敗しない展示場の見方! — nojima @ 17:22:23

一般的に住宅の展示場は、かなり大きなサイズの住宅と目移りするような豪華な設備品(照明・家具・植栽etc)でお客様をお迎えしています。しかしお客様の希望の予算に合った住宅でないことは、住宅の仕事をしている私たちでも理解しています。

だからと言って「展示場は見るな?」って言いたい訳ではありません。パソコンがこれだけ普及した現在でも、「視覚、嗅覚、触覚、(味覚)、(聴覚)、(第六感)」を完全に体験できるようにはなっていません。特に家の場合は高額になりますので、必ずどの展示場でもいいので見に行くのがいいと思います。

ここで本題になりますが、「展示場では自分のほしい情報を手に入れる場所」と考えて来場しましょう。何も考えずに住宅展示場に行くと、営業マンの巧みな話術で自分たちの望む家のイメージを作り上げる前に家が建ってしまうことすらあるのです。また、自分たちの望む住宅が見つからないようでしたら、現在の家の不満を解消するといい家になる可能性が上がると思います。どちらにしても一度家の構想を練って、「こんな家が欲しい」と考えて置いた方が無難だと思います。

今後も気の向くままですが、お客さんの家作りに役立つ情報などを書いてみますのでよろしければ読んでやってください。よろしくお願いします。