2010/9/28 火曜日

10月に開催予定のイベント

Filed under: 家づくりアドバイザー友井 — nojima @ 10:35:40

ご無沙汰しております、友井です。

ようやく秋になりましたね。

今年は全国各地で真夏日を更新したようです。

そんななか、nojimaの展示場は

エアコン1台で十分快適でしたよ~。

と、一つ自慢をしたところで

現在企画中のイベントの話をしたいと思います。

 

まず、10月16,17日の土日2日間

黒部市で完成見学会を開催いたします。

当社新商品のZEROシステムの家です。

コンセプトや詳しい仕様が分かる資料は現在制作中です。

並行してホームページでもご紹介いたしますのでお楽しみに。

 img-906145720-0001_R.jpg

開催地は改めてホームページでご紹介いたします。

案内状が必要な方はtomoi@nojima-k.jpまで

ご連絡ください。

 

続いて10月の30,31日の土日2日間、

毎年恒例の魚津産業フェア、

「まるまる魚津」に出展いたします。

ご来場いただいた皆さんに

楽しんでいただけるようなイベントになるよう、

スタッフ一同準備しております。

 

気候も穏やかになってきたことですし、

ちょっとしたお出かけのついでに

寄っていただければ嬉しいです。 

 

.jpg友井 裕介

最近、うれしいことがありました。

展示場にご来場いただいた方に

「ブログ読んでるよ」と声をかけていただきました。  

拙い文章ではございますが、 

もっと皆さんのお役にたてるような情報をお伝えしていきますので、

よろしくお願いします。

また、イベント等で見かけたら

声をかけてもらえるとうれしいです。

 

 

2010/9/17 金曜日

続・シロアリ対策

Filed under: シロアリ対策,家づくりアドバイザー友井 — nojima @ 17:06:14

こんにちは、友井です。

ここ1週間位で、ほんとに涼しくなりましたね。

ついこの間までの酷暑はなんだったんでしょう。

季節の変わり目で 

朝晩は少し肌寒くなります。

体調には十分気をつけてくださいね。

 

それでは先日からの続き、

シロアリ対策についてお話していきます。

img_qa_01_R.jpg

シロアリの習性

シロアリは「餌にたどりつくまでひたすらかじりすすむ」習性を元に行動します。

目標となる餌を目指して進むのではなく、

かじり進んでいるうちにたまたま見つけた餌にかじり付く訳です。

いきあたりばったりなんです。

なので、もしシロアリがいたとしても

シロアリ自身は自分の上に家があることに気付きません。

シロアリが「家」という餌にたどりつく為には、

家の側にシロアリを誘導するものが必要になってきます。

このシロアリを誘導する要素を作らない様に注意することが

シロアリ予防の第一条件になります。

 

古い家屋はトイレや浴室の土間下などに土が入っている場合が多く

他の部分と比べて土が床に近いので、

ここを通って家屋に侵入されるケースが多々あります。

現在では床組みのトイレやユニットバスが主流となり、

シロアリに侵入されるリスクの少ない構造となってきましたが

玄関などは現在でも土間なので用心が必要です。

 

また、シロアリは餌以外のものもかじります

紙、布、断熱材などの樹脂製品はもちろん、

モルタルやコンクリートもかじります。

コンクリートのベタ基礎であっても100%安全とは言えません。

 

ベタ基礎を突破したり、地表に出たシロアリは

光や空気(乾燥)から身を守るシェルターである蟻道を形成しながら進みます。

 

蟻道も特に目的をもって伸びるわけではなく、

適当に蟻道を伸ばして行きます。

適当に伸ばしているうちに何か(基礎の立ち上がりの出隅や入隅、水道管など)にぶつかると

それに沿って蟻道を伸ばし、

餌にたどり着くまで進んでいきます。

 

シロアリ対策について 

世の中にはたくさん、シロアリ対策の商品や情報が出回ってます。

中には「本当に効果があるの?」と思ってしまうものや、

「大げさに言っているな」と思ってしまうものもあります。

よくあるのは床下防腐を目的とした床下除湿措置が

シロアリ予防になると考えているケースが多いようです。

床下の防湿の意味合いは

木材が水分で腐らないようにするものでそれだけではシロアリ対策とはいえません。

事実イエシロアリは乾いた木材を好むといわれています。

 

これなら100%大丈夫という対策はないと思います。

防蟻剤も数年で効果が無くなってしまいます。

一番効果的な対策はやはり、

定期的な点検、確認が一番だと思います。

床下を点検しやすくしておき、

シロアリや蟻道を発見した場合は 

早めに対処することが大切です。

建設業者の点検に頼り切るのではなく、

気付いた時でいいので、

マイホームの床下をのぞいてみてください。

 

.jpg 友井 裕介

シロアリでお困りの方、ご相談にのります。

tomoi@nojima-k.jpまたは、

0765-24-6330までご連絡ください。

 

2010/9/10 金曜日

シロアリ対策

Filed under: シロアリ対策,家づくりアドバイザー友井 — nojima @ 18:39:13

こんにちは、友井です。

台風が過ぎてから、かなり涼しくなった気がします。

といっても、

まだ30℃近くありますが…

 

そんな、

僕の周りを涼しくしてくれた台風ですが、 

基本的には来てくれない方がいいですね。

工事中の現場もたくさんありますし、

心配です。

富山は、

幸いにも直撃は少ないんですけどね。

立山様々です。

 

 

立山に感謝をしたところで、

今回もシロアリです。

 

シロアリは、コロニー(巣)と呼ばれる一つの集団を作り社会生活を営んでいます。

また、1年に1度新しい成虫(羽アリ)が巣から飛び出します。

シロアリの被害に気付くのは多くがこの時です。

羽アリの発生時期は、

3月~5月の日中に黒色の羽アリが出た場合はヤマトシロアリで、

5月~7月の夜電灯に羽アリが集まった場合はイエシロアリと一般に言われています。

 

シロアリの働きアリや兵隊アリは

白い色をしているので

アリとの見分けは簡単です。

しかし、羽アリになると見分けが難しく

若干の羽の形の違いなどで見分けます。

shiroari_image03_R.jpg

 

シロアリは光や空気(乾燥)を嫌うため、

普通土の中や木材の中に隠れて活動します。

また、土や自分の排泄物で加工した特別なトンネル(蟻道)を作り、

その中を行き来し光や空気を避けて活動します。

そのため木材が被害を受けても、

表面だけ残して内部だけ食い荒らされているのが特徴です。

 

ヤマトシロアリの被害発生場所

湿っている木材を好むため、

風呂場、台所、洗面所、トイレなどの水廻り付近に多く発生します。

また雨漏りや結露などによって水分が補給されれば

それ以外の場所でも生息可能です。

被害を受けた場所がコロニー(巣)になっていて、

一つのコロニーの固体数は数万から数十万匹と言われています。

ヤマトシロアリによる被害は、

加害部分を特定できれば

その部分に重点を絞った対策が可能です。

床下での作業性がよければ比較的駆除は簡単にできます。

 

イエシロアリの被害発生場所

大きな特徴として自分で水を運びながら加害します。

被害は建物の足元廻りにとどまらず、

2階や屋根部分

ひどい時には建物全体に及ぶこともあります。

地中などに作ったコロニー(巣)を中心に

最大100mの範囲で活動を行い、

個体数は最大数百万匹。

駆除の際は建物内部だけでなく、

地中の巣を特定して行う必要があります。

巣を残しておくと、

短期間で再度加害を受ける可能性が高くなるので注意が必要です。

 

そのほかにも

奄美大島より南の地域や小笠原諸島に生息する

ダイコクシロアリ

北米からの輸入材や輸入家具とともにしばしば発見され

その被害が全国で報告される

アメリカカンザイシロアリ

建物に被害を与えるシロアリとしてあげられます。

 

そんな怖~いシロアリですが、

いよいよ次回、

対策についてお話いたしますのでお楽しみに。

.jpg 友井 裕介

シロアリでお困りの方、ご相談にのります。

tomoi@nojima-k.jpまたは、

0765-24-6330までご連絡ください。

 

 

2010/9/6 月曜日

木造住宅にとって、最大の外敵は?

Filed under: シロアリ対策,家づくりアドバイザー友井 — nojima @ 10:58:09

こんにちは、友井です。

気が付けば9月ですね。

今年も残すところ4か月を切ってしまいました。

社会に出てから、

より一層、時が経つのを早く感じています。

今一緒に住んでいる、姪っ子の成長の早さにも驚きです。

子供を間近で見ていると、

自分も日々成長できているのか、

時間だけが過ぎて歳をとっただけになっていないか、

いろいろと考えさせられますね。

 

 

さて、

今回のブログは、

木造住宅にとって、最大の外敵は・・・?

ということなんですが、いったい何だと思いますか?

    ・

    ・

    ・

    ・

「そうだね、プロ・・・(略)」

はい、正解はシロアリです。

木造住宅をつくっている我々にとって、

天敵ともいえるシロアリ。

 

Life_tree.jpg

シロアリと聞くと、

アリの仲間と勘違いされがちなんですが、

実は全く違うんです。

 

アリはハチ目の昆虫で、

翅(羽)を欠く社会性のハチであるのに対し、

シロアリは朽木などの植物遺体を食べるゴキブリのなかから、

社会性を著しく発達させた系統の昆虫である。(ウィキペディア調べ)

 

そうなんです。

アリではなく、

昆虫会の嫌われ者NO.1、ゴキブリの仲間なんです。

 

今回から数回にわたり、

木造住宅の最大の外敵、

シロアリとその対策についてお話していきたいと思います。

 

シロアリはご存じの通り、

柱や梁を食べて、穴だらけにしてしまいます。

大きな地震で倒壊した建物の多くは、

シロアリによって強度が極端に落ちた建物だったと聞きます。

 

シロアリといっても、

その種類は多く、地域によって様々です。

日本に多いのは、

ヤマトシロアリとイエシロアリ。

中でも質(タチ)の悪いのがイエシロアリです。

 

富山はほとんどヤマトシロアリですが、

近年の気候の変化とともに、

西日本からイエシロアリの被害が広がってくることが考えられます。

 

ヤマトシロアリの被害は、部分的・局所的なものがほとんどです。、

湿った木材を好むので、

雨漏りなどの影響によって、材木が湿っている場合を除けば

家全体が被害を受けることはほとんどありません。

 

対してイエシロアリは、

乾いた木材を好みます。

木材の外にも巣穴を続け、

あちこちへとトンネルを繋げるため大規模に食害し、

放っておくと家全体が被害を受けてしまいます。

 

シロアリの不安を解消するために、 

住宅のどの部分で、シロアリの被害が多いか、

どんな対策をすればよいのか、

次回からご紹介していきたいと思います。

 

.jpg 友井 裕介

シロアリでお困りの方、ご相談にのります。

tomoi@nojima-k.jpまたは、

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