エアコンをつけているのに、全く涼しくならない訳
こんにちは、友井です。
長かったW杯も、スペインの優勝で幕を閉じました。
ドイツの予言ダコの「パウル」が予想した8戦全て的中させてましたね。
準決勝でドイツの敗戦が的中してしまったときには、
「パエリアにして食べてしまえ!」(笑)
なんてことを言われてましたが、
何とか生きてW杯を終えたみたいです。
ちなみに、水族館で飼われているのタコは、筋力が弱いために
食べてもあまりおいしくないそうです。
さて、蒸し暑い日が続き、
エアコンのお世話になっている方も増えていることでしょう。
野島建設の社内でも
暑がりの男性社員と、
寒がりの女性社員の間で、
エアコンをつけるか消すかのせめぎ合いが続いております。
ところで、エアコンをつけているのに
「暑くて夜眠れない」
「汗が止まらない」
といった経験はございませんでしょうか?
エアコンが古いわけでも
壊れているわけでもない。
その原因は、輻射熱と体感温度です。
1日中、太陽に照らされる屋根や外壁は
真夏だと50℃以上(屋根)にもなります。
夜になって、外の気温が下がっているにもかかわらず
家の中が暑いのは、
屋根や外壁に残った熱が
天井、壁に伝わって
輻射熱を感じているからなのです。
人間が感じる体感温度は、
(室内温度+床・壁・天井の平均温度)÷2で求められます。(※湿度や、風の強さも影響します。)
エアコンで室内温度を下げても、
天井や壁が熱ければ、体感温度は下がりにくいということです。
快適に過ごすには、体感温度を下げることが重要です。
エアコン以外に
屋根、壁の熱を取り除く。
風通しを良くする。
湿度を下げる。
ことで体感温度を下げ、
蒸し暑い季節でも涼しく、快適に過ごすことができます。
具体的に例をあげると、
窓の外にすだれを取り付ける。
壁面緑化する。
などは、建物が温まるのを和らげる効果がありますので、
結果的に涼しく過ごすことにつながります。
家の周りに打ち水をすることで、
温度差が生まれ、風の通り道ができます。
古くから日本に伝わる知恵を使えば、
今の住まいでも快適に過ごす方法はあります。
もちろん、新築やリフォームなどをお考えの方には、
断熱、遮熱といった現代の住宅の考え方も知っておいて損はないです。
昔からある知恵と、
現代の科学的方法を使って、
今年の夏も乗り切りましょう。
展示場では、遮熱、断熱の効果を体感することができます。
夏の一番暑い日に、
ぜひ一度、ご来場くださいね。
友井