水まわりのバリアフリー トイレの手すり編~その1~
こんにちは、友井です。
バリアフリー改修が住宅エコポイントの対象になったことなどもあり、
これを機会に、バリアフリー化しようかなと考えている方も多いと思います。
そこで、今回から数回にわたり、
バリアフリーの基礎知識についてお伝えしたいと思います。
(一部日経ホームビルダー2008.2より抜粋)
転倒などの事故が起きやすい水回りは、
安全への配慮が欠かせません。
しかしバリアフリー化の際に、
知識不足から間違いを犯している現場も多いです。
今回は、
トイレの手すり取り付けの注意点その1
をお伝えします。
安全にトイレを使うために、
手すりは有効な役割を果たします。
ただし、取り付け方を間違えてしまうと、
使いにくいばかりか、
狭い室内での動きの邪魔になってしまいます。
よくある間違いを3つ紹介します。
まず一つは、L字型の手すりの向きです。
便器に座った人に対し、
下側の横バーが
縦ポールの向こう側に伸びるように
設置した例をしばしば見かけますが、
これは向きが逆です。
便器まわりの手すりは、
大きく2つの役割を持ちます。
人が立ち座りをするときの手がかりとなること、
便器に座っているときに体を安定させることです。
前者では、おもに縦ポールが機能し、
後者では、おもに横バーが使われます。
横バーは便器の横に設置しないと意味がありません。
手すりの意味を理解していれば、
このような間違いを犯さずに済みます。
残り二つは、
次回のブログでお伝えいたします。
当社には、
福祉住環境コーディネーターの資格を持つスタッフも在籍しています。
何かお困りの際には、気軽にご相談くださいね。
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