続・シロアリ対策
こんにちは、友井です。
ここ1週間位で、ほんとに涼しくなりましたね。
ついこの間までの酷暑はなんだったんでしょう。
季節の変わり目で
朝晩は少し肌寒くなります。
体調には十分気をつけてくださいね。
それでは先日からの続き、
シロアリ対策についてお話していきます。
シロアリの習性
シロアリは「餌にたどりつくまでひたすらかじりすすむ」習性を元に行動します。
目標となる餌を目指して進むのではなく、
かじり進んでいるうちにたまたま見つけた餌にかじり付く訳です。
いきあたりばったりなんです。
なので、もしシロアリがいたとしても
シロアリ自身は自分の上に家があることに気付きません。
シロアリが「家」という餌にたどりつく為には、
家の側にシロアリを誘導するものが必要になってきます。
このシロアリを誘導する要素を作らない様に注意することが
シロアリ予防の第一条件になります。
古い家屋はトイレや浴室の土間下などに土が入っている場合が多く
他の部分と比べて土が床に近いので、
ここを通って家屋に侵入されるケースが多々あります。
現在では床組みのトイレやユニットバスが主流となり、
シロアリに侵入されるリスクの少ない構造となってきましたが
玄関などは現在でも土間なので用心が必要です。
また、シロアリは餌以外のものもかじります。
紙、布、断熱材などの樹脂製品はもちろん、
モルタルやコンクリートもかじります。
コンクリートのベタ基礎であっても100%安全とは言えません。
ベタ基礎を突破したり、地表に出たシロアリは
光や空気(乾燥)から身を守るシェルターである蟻道を形成しながら進みます。
蟻道も特に目的をもって伸びるわけではなく、
適当に蟻道を伸ばして行きます。
適当に伸ばしているうちに何か(基礎の立ち上がりの出隅や入隅、水道管など)にぶつかると
それに沿って蟻道を伸ばし、
餌にたどり着くまで進んでいきます。
シロアリ対策について
世の中にはたくさん、シロアリ対策の商品や情報が出回ってます。
中には「本当に効果があるの?」と思ってしまうものや、
「大げさに言っているな」と思ってしまうものもあります。
よくあるのは床下防腐を目的とした床下除湿措置が
シロアリ予防になると考えているケースが多いようです。
床下の防湿の意味合いは
木材が水分で腐らないようにするものでそれだけではシロアリ対策とはいえません。
事実イエシロアリは乾いた木材を好むといわれています。
これなら100%大丈夫という対策はないと思います。
防蟻剤も数年で効果が無くなってしまいます。
一番効果的な対策はやはり、
定期的な点検、確認が一番だと思います。
床下を点検しやすくしておき、
シロアリや蟻道を発見した場合は
早めに対処することが大切です。
建設業者の点検に頼り切るのではなく、
気付いた時でいいので、
マイホームの床下をのぞいてみてください。
友井 裕介
シロアリでお困りの方、ご相談にのります。
0765-24-6330までご連絡ください。