カランの取り付け位置も高くする
こんにちは、友井です。
関東が梅雨入りしましたね。
そのせいもあってか、今日は何だがじめじめした暑さを感じます。
土日は、ありそドームでリフォームフェアがありました。
来てくださった皆さん、どうもありがとうございました。
話題の電気自動車も展示してありましたよ。
エンジンを入れても、
音が全くしませんでした(驚)
トイレのバリアフリーの話は前回で一段落したので、
今日から3回にわたって、
浴室のバリアフリーの話をしていきます。(日経ホームビルダー2008.4参照)
浴室は、足元がぬれていたりすると滑りやすく、
大変危険です。
立ち座り、またぐなどの動きを伴う場所では、
特に注意が必要です。
TOTOのUD研究所が、
「浴室を使うときに困っていること」を調査を実施したところ、
「立ち座りやまたぎがつらい」と
平均で30%の人が答えたそうです。
30歳代や40歳代に限っても、
27~28%がつらいと答えています。
年齢にかかわらず、立ち座りやまたぎといった動作は
浴室で注意しなければいけないと言えます。
「水まわりのバリアフリー 浴室編」の1回目は、
「カランの取り付け位置も高くする」のテーマでお届けします。
立ち座りには、
バスタブの中で腰を沈めたり立ちあがったりする動作と、
洗い場での動作があります。
洗い場でのポイントは、
「ふろイスの高さ」です。
一般的には20~25cmの高さのふろイスが多いですが、
最近では40cmのものも出てきてます。
足の裏を洗う時には、
低いイスの方が体は安定しますが、
立ち座りが楽なのは、
高いイスの方です。
身体の状況にあったものを選んでください。
ただし、座面の高いイスを使うときには
注意が必要です。
イスに合わせて、
カランの位置や、洗面器を置く場所も高くする必要があります。
イスだけ高いと、
お湯を出したり、洗面器を使うときに
かえってつらい姿勢になってしまいます。
座面の高いイスを使うのであれば、
壁を壊してカランの位置を高くし、
洗面台の置き台を設置。
洗面器の置き台は、
ふろイスの座面高さから
マイナス50mm~プラス100mmの範囲が
体への負担が少ない高さです。
カランの位置は、
洗面台の置き台から200mm程度上げた高さに
設定するとよいでしょう。
もし壁を壊す余裕がない場合には、
既存のカランから、
そのまま壁に沿って配管を立ち上げるタイプの商品もあります。
ただし、
こうした商品では熱湯側の配管が熱くなりやすいので、
火傷しないように、表面にゴムを巻くなど
現場での対応が必要です。
浴室のリフォームをお考えの方には、
無料でお見積もりいたしますので気軽にご相談ください。
TOTO、INAXなど各種メーカーのカタログもございます。
ご連絡はこちらまで
友井
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