自然材料と人工材料
住宅には様々な建材が使われます。かなり前の住宅では人工の材料は基本的にありませんでした。しかし最近の住宅では人工の材料を使わないことはほとんどなくなってきました。これはいったいどういうことでしょう。
自然の材料と人工の材料。簡単な違いは値段の違いでしょう。一般的に人工の材料は、住宅の表面に現れる(完成した住宅で見ることができる)部分に特化した材料になりますので、見えない部分は安い材料を使ってもかまわないわけです。ただ人工の材料は自然の材料と比較して、住宅の性能にはプラスになることが結構存在します。曲り・ねじれのような木材のクセを矯正することができ、同じような材料をそろえやすくなるなど利点が多いことが特徴です。
どうしても自然材料にかなわない部分が人工材料にはありますが、人工の材料もかなり進化しています。良い住宅を建てるには、一度自分たちが思っている常識にとらわれることなく、自分たちの望む家の性能に合わせた建材を選ぶことが大事なのではないでしょうか。
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