2010/7/12 月曜日

エアコンをつけているのに、全く涼しくならない訳

Filed under: 家づくりアドバイザー友井,省エネ・ECO — nojima @ 15:14:41

こんにちは、友井です。

長かったW杯も、スペインの優勝で幕を閉じました。

ドイツの予言ダコの「パウル」が予想した8戦全て的中させてましたね。

準決勝でドイツの敗戦が的中してしまったときには、

「パエリアにして食べてしまえ!」(笑)

なんてことを言われてましたが、

何とか生きてW杯を終えたみたいです。

ちなみに、水族館で飼われているのタコは、筋力が弱いために

食べてもあまりおいしくないそうです。

 

さて、蒸し暑い日が続き、

エアコンのお世話になっている方も増えていることでしょう。

野島建設の社内でも

暑がりの男性社員と、

寒がりの女性社員の間で、

エアコンをつけるか消すかのせめぎ合いが続いております。 

 

ところで、エアコンをつけているのに

「暑くて夜眠れない」

「汗が止まらない」

といった経験はございませんでしょうか?

 

エアコンが古いわけでも

壊れているわけでもない。

その原因は、輻射熱と体感温度です。

 

1日中、太陽に照らされる屋根や外壁は

真夏だと50℃以上(屋根)にもなります。

夜になって、外の気温が下がっているにもかかわらず

家の中が暑いのは、

屋根や外壁に残った熱が

天井、壁に伝わって

輻射熱を感じているからなのです。

   imagesCA5VF0CB.jpg

人間が感じる体感温度は、

(室内温度+床・壁・天井の平均温度)÷2で求められます。(※湿度や、風の強さも影響します。) 

エアコンで室内温度を下げても、

天井や壁が熱ければ、体感温度は下がりにくいということです。

 

快適に過ごすには、体感温度を下げることが重要です。

エアコン以外に

屋根、壁の熱を取り除く。

風通しを良くする。

湿度を下げる。

ことで体感温度を下げ、

蒸し暑い季節でも涼しく、快適に過ごすことができます。

  

具体的に例をあげると、

t-mytec-tr7148.jpg

窓の外にすだれを取り付ける。

 2008_8_15.jpg

壁面緑化する。

などは、建物が温まるのを和らげる効果がありますので、

結果的に涼しく過ごすことにつながります。

家の周りに打ち水をすることで、

温度差が生まれ、風の通り道ができます。

 

 

古くから日本に伝わる知恵を使えば、 

今の住まいでも快適に過ごす方法はあります。

もちろん、新築やリフォームなどをお考えの方には、

断熱、遮熱といった現代の住宅の考え方も知っておいて損はないです。

 

昔からある知恵と、

現代の科学的方法を使って、

今年の夏も乗り切りましょう。

 

展示場では、遮熱、断熱の効果を体感することができます。

夏の一番暑い日に、

ぜひ一度、ご来場くださいね。

.jpg 友井