2010/7/22 木曜日

創り手と住まい手をつなぐ仕事

Filed under: 家づくりアドバイザー友井,現場案内 — nojima @ 19:16:47

こんにちは、友井です。

 

小中学生の夏休みも始まり、 

本格的に夏、到来ですね。

「夏」と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?

 

自分の場合は、何といっても「高校野球」です。

十数年前、私も白球を追いかけていました。

かの有名な「松坂世代」の1学年下です。 

甲子園にはほど遠かったんですけどね。

富山県大会予選もすでにはじまっています。

この時期になるといつも当時のことを思い出します・・・・・

 

炎天下のグラウンドで、練習。

練習。

練習。

練習。

本当に野球漬けの毎日で 

ろくに休みもなかった気がしますが、

今となってはいい思い出です。

今年はどんなドラマが球場で待っているのでしょうか。

 

今日は、最近建築中の現場に行った時の話です。

完成間近ということで(近日中にHPで紹介いたします)、

仕上がりを見に行くために現場に行ったのですが、

たまたま棟梁が仕事をされていました。

 

いつもながら 

出来栄えがよく、いい仕上がりになっていました。

形のないものを

形にしていく。

職人の腕に、改めて感動させられました。

 IMGP3589_R.JPG

外で仕事をしていた棟梁に、

その気持ちを伝えたいと思い

声をかけました。

 

その棟梁は、

「お客さんや野島のスタッフに、ありがとうって言われるのが何よりもうれしい」

と言っておられました。

 

ただ、住宅を提供するのではなく、

家づくりを通じて、

住まい手(お客様)と創り手(職人さん)をつなぎ、

お互いに感謝し合える関係をつくっていかなければいけないと

改めて感じました。

 

ありがとうの言葉をつなぎ、

家づくりに関われてよかったと、

お客さまからも職人さんからも言われるよう

日々精進していきます。

 

.jpg 友井 裕介

 

2010/7/20 火曜日

遮熱、断熱効果のある窓ガラス

Filed under: 家づくりアドバイザー友井,省エネ・ECO — nojima @ 17:48:57

こんにちは、友井です。

梅雨明けした途端に、猛暑日が続いていますね。

毎年この時期になると、

熱中症のニュースをよく耳にします。

屋外のみならず、

室内で熱中症にかかるケースも多いそうです。

こまめに水分とミネラルの補給をすることで

予防になりますので、

外で仕事をされている方も、

デスクワークをされている方も

気を付けてくださいね。

 

さて、前回のブログで、

体感温度の話をしましたが、

それに関連して、

遮熱、断熱効果のあるガラスについてお話したいと思います。

 

 59-1-t.jpg

住宅において「窓」は、

外部の空気を取り入れる、

光を取り入れる、

景色を切り取るなど様々な役割があります。

 

ただ、断熱材の入る壁部分とは違い、

ガラスだけで外部とつながっているので

熱の出入りが大きな部分となります。

 

そこで、1980年代後半に、

遮熱・断熱性のある窓ガラスが登場しました。

 

low-e.gif

 

Low-Eガラスの「Low-E」は、

Low Emissivityの略です。

翻訳すると「低放射」という意味で、

一般的な1枚ガラスが放射率0.85程度なのに対し、

Low-Eガラスは放射率が0.1以下になります。

この放射率が低ければ低いほど赤外線を反射させ、

熱を通さず、遮熱・断熱性が高いガラスととなるわけです。
 

このLow-Eガラスは、

ガラス面に金属膜をコーティングすることでつくられます。

金属膜といっても、薄く色が付く程度のコーティングです。
 

Low-Eガラスは紫外線も反射させるため、

畳や家具の日焼けを防ぐ効果もあります。
ちなみに、

夏の西日が暑いのは、遠赤外線を多く含んでいるからと言われています。

遠赤外線は、冬は体を芯から温めてくれてありがたいのですが、

夏場は迷惑このうえなし。

そこで、遠赤外線を反射させるLow-Eガラスが効果的になるわけです。

 

ここで、遮熱と断熱について説明します。 

太陽や地面からの照り返しなど、

外から家の中に入ろうとする熱を遮断するのが、遮熱です。

これに対し、断熱は

冬場、暖房で温めた室内の熱が外に伝わらないようにすることを指します。

 

この遮熱と断熱は、

ペアガラスのどの面に金属膜をコーティングするかで使い分けることができます。

 

例えば、ペアガラスの室外側ガラスの内面に金属膜をコーティングすると

外の熱が室内に伝わりにくくなります(=遮熱)。

一方、同じペアガラスの室内側ガラスの外側面に金属膜をコーティングすると、

室内の熱が外に奪われることを防ぎやすくなります(=断熱)。

 

以上を踏まえ、日当たりのよい南側の窓は断熱仕様にし、

夕日の暑さが厳しい西側の窓は遮熱仕様にする

といった使い分けを考えるのも一つの方法です。

南側の窓を断熱仕様にすれば、

冬場に日差しの暖かさを家の中に取り入れることができます。

夏の強い日差しは、庇やカーテンで防げばよい、

という考え方です。

 

普通のガラスと比べると、

透明度が低い・高価であるというデメリットもありますが、

冷暖房費の削減につながるLow-Eガラスをご検討してみてはいかがでしょうか。

当社展示場でも、実物を見ることができますよ。

.jpg 友井 裕介 

2010/7/12 月曜日

エアコンをつけているのに、全く涼しくならない訳

Filed under: 家づくりアドバイザー友井,省エネ・ECO — nojima @ 15:14:41

こんにちは、友井です。

長かったW杯も、スペインの優勝で幕を閉じました。

ドイツの予言ダコの「パウル」が予想した8戦全て的中させてましたね。

準決勝でドイツの敗戦が的中してしまったときには、

「パエリアにして食べてしまえ!」(笑)

なんてことを言われてましたが、

何とか生きてW杯を終えたみたいです。

ちなみに、水族館で飼われているのタコは、筋力が弱いために

食べてもあまりおいしくないそうです。

 

さて、蒸し暑い日が続き、

エアコンのお世話になっている方も増えていることでしょう。

野島建設の社内でも

暑がりの男性社員と、

寒がりの女性社員の間で、

エアコンをつけるか消すかのせめぎ合いが続いております。 

 

ところで、エアコンをつけているのに

「暑くて夜眠れない」

「汗が止まらない」

といった経験はございませんでしょうか?

 

エアコンが古いわけでも

壊れているわけでもない。

その原因は、輻射熱と体感温度です。

 

1日中、太陽に照らされる屋根や外壁は

真夏だと50℃以上(屋根)にもなります。

夜になって、外の気温が下がっているにもかかわらず

家の中が暑いのは、

屋根や外壁に残った熱が

天井、壁に伝わって

輻射熱を感じているからなのです。

   imagesCA5VF0CB.jpg

人間が感じる体感温度は、

(室内温度+床・壁・天井の平均温度)÷2で求められます。(※湿度や、風の強さも影響します。) 

エアコンで室内温度を下げても、

天井や壁が熱ければ、体感温度は下がりにくいということです。

 

快適に過ごすには、体感温度を下げることが重要です。

エアコン以外に

屋根、壁の熱を取り除く。

風通しを良くする。

湿度を下げる。

ことで体感温度を下げ、

蒸し暑い季節でも涼しく、快適に過ごすことができます。

  

具体的に例をあげると、

t-mytec-tr7148.jpg

窓の外にすだれを取り付ける。

 2008_8_15.jpg

壁面緑化する。

などは、建物が温まるのを和らげる効果がありますので、

結果的に涼しく過ごすことにつながります。

家の周りに打ち水をすることで、

温度差が生まれ、風の通り道ができます。

 

 

古くから日本に伝わる知恵を使えば、 

今の住まいでも快適に過ごす方法はあります。

もちろん、新築やリフォームなどをお考えの方には、

断熱、遮熱といった現代の住宅の考え方も知っておいて損はないです。

 

昔からある知恵と、

現代の科学的方法を使って、

今年の夏も乗り切りましょう。

 

展示場では、遮熱、断熱の効果を体感することができます。

夏の一番暑い日に、

ぜひ一度、ご来場くださいね。

.jpg 友井 

2010/7/1 木曜日

地球にも家計にも優しい国産材利用

こんにちは、友井です。

最近では、地球温暖化防止の観点から、

国産材の利用がこれまで以上に注目されています。

forest_wm00170-500x334.jpg

温暖化の原因とされるCO2をたくさん吸収する森をつくるためには、

木を植える

   ↓

 育てる

   ↓

収穫する

   ↓

上手に使う

というサイクルが必要です。

 

日本では、森林資源がたくさんあるにもかかわらず、

国産材の利用が進まずに、

このサイクルがうまく回っていない状況にあります。

 

比較的安価な外国の木材の流通量が多かったのも、

国産材の利用が進まない原因でもありました。

 

国産材の利用を促進するために、 

地元で育った「地域材」を利用した住宅に対して、

補助金や、有利な金融商品を利用できる場合があります。

 

地方自治体の支援制度

地方自治体において、その自治体内で生産または加工された「地域材」を利用して、

住宅を新築したり、リフォームした際に

補助金を受けられる場合があります。

主な補助内容は、

一定量以上の地域材を利用した場合に建築費の一部を助成するものです。

また地域によっては、

柱材などの建材の一部を支給してもらえる場合もあります。

利用できる条件や補助内容は自治体によって異なります。

ご参考までに富山県の各自治体の補助金のリンクを貼っておきます。

http://www.nihon-kinoie.jp/promotion/16.html

 

W杯、パラグアイ戦残念でしたね。

テレビで観戦してましたが、

PK戦は見ていてとても緊張してしまいました。

試合結果では負けましたが、

日本代表のがんばりに心を打たれました。

胸を張って帰ってきてほしいです。

岡田ジャパン、お疲れさまでした。

.jpg友井