2010/6/12 土曜日

側方入りにする利点

こんにちは、友井です。

本日より2日間、魚津ありそドームにて

「電化リフォームフェア」

を開催いたしております。

最新の住宅設備はもちろん、

IH体験コーナーや、光熱費試算コーナーもあります。

リフォームを検討中の方は、

この機会にぜひお越しください。

 

と、お知らせが終わったところで、

水まわりリフォームのアドバイスです。

 

「水まわりのバリアフリー トイレ編」の3回目は、

「側方入りにする利点」

についてお伝えしていきます。

(日経ホームビルダー2008.3参照)

 

toilet_03_s.jpg

 

ご家族に、介護な必要な方や、

車いすで生活している方がいらっしゃる場合は、

出入口の位置や、幅にも気をつける必要があります。

 

出入口は、トイレの長辺側、

つまり、便器の側方にあると体の回転が少なくて済みます。

入口が前方にある場合は、

体の向きを180度回転させる必要があります。

 

扉の有効開口寸法との兼ね合いもあります。

住宅性能表示の等級3以上では、

有効開口の寸法を750mm以上としています。

側方に入口があれば、

必要に応じて壁を取り払い、

幅の広い扉に変えることも可能です。

トイレの前にある廊下を活用すれば、

車いすの回転や、横からの介助もしやすいです。

 

既存のトイレを車いす対応に改修しようとしても、

トイレ空間の大きさや向きは簡単には変えられないものです。

新築時にできるだけ側方入口のトイレにしておけば、

将来車いすを使うようになっても、

比較的容易に、対応することができます。

 

toilet_05.jpg

 

 トイレのバリアフリーを考えるときには、

寝室からトイレまでの経路に対する配慮も必要です。

若い方にはピンと来ないかもしれませんが、

夜中にトイレに行く回数は、50代以上で急増します。

トイレまで移動するための安全確保は欠かせません。

できるだけ寝室の近くにトイレを配置するほか、

将来手すりをつけられるようにする、

足元灯を設置するといったことも考える必要があります。

 

 

 toilet_04.jpg

トイレのオプションもたくさんあります。

必要に応じて選ぶと便利です。

 

普段の生活ではなかなか気づきにくいことを、

造り手の立場からお伝えできるよう、

常に心がけています。

家づくりでお困りのことがあれば、

気軽に声をかけてくださいね。

.jpg友井